【映画レビュー】コーヒーが冷めないうちに(感想・ネタバレ・最後のあれについて)

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4回泣ける、と広告していた映画だけに、泣かせにかかっている演出です笑

でも、わたしは抵抗なく見れましたよ。家族愛がテーマでしょうか?なんとも心温まる、熱すぎないコーヒーのようにごくごく飲めて、見れました!最後のあれを、除いては、、、笑

 

 

小説が題材

もともとは、川口俊和さんという方の同名小説なんですってね。小説家さん、全然知識がないもので、存じ上げていないです、、、(笑)あまり、原作を読んでから映画を見ないので、(原作読んでから映画を見て良かったと思えたのなんて、記憶にないなあ)原作を読んだら、より理解が深まるんでしょうか?

内容はなんともファンタジーな物語で、過去に戻れる、でも戻った過去を変えても、現在は変わらない、という不思議な世界観のお話です。

 

4つのストーリ

まず、なんといっても、出演者が豪華でしたね。

主演の有村架純さんも素敵でしたが、個人的に好きな吉田羊さんがすごく素敵でした!この映画を映画館で見れなかったんですが、上映中か後に、ホットペッパーのCMでお二人が共演されていたのを思い出して、あれ、もしかして宣伝だったのかな?なんて思ってしまいました(笑)

 

話がそれましたが、4つのストーリーからなる映画でしたが、みなさんはお気に入りのストーリーはありましたか?

 

・波留さんがメインのストーリーは、なかなか結ばれない幼馴染のお話でしたね。「過去は変えられないけど、過去を知れば未来を変えられる。」と、前向きになりました。松重豊さんのシーンで、お酒の贈り物で登場してきたのには、びっくりしました。(笑)

・薬師丸ひろ子さんと松重豊さんの、老夫婦のお話は、痴呆症、アルツハイマー、年齢を重ねると逃げられない病にどう立ち向かうか。逃げられないからこそ、受け入れないといけない現実に、切なさを感じましたが、今ある人生をもっと楽しんでいきたいなってなりました。

・吉田羊さんのストーリーは、明るくてお姉さん思いの妹さんが突然の交通事故で亡くなってしまうのですが、それをきっかけに今まで出て行ってから帰れなかった実家に戻り、家業をついだり、妹さんの素敵な思いを知ることができたり、悲しいですがすっごく素敵なお話でした。

・有村架純さんがメインのストーリーは、お母さんが過去にいったまま戻らずにその空間に取り残されてしまったお話でした。このストーリーについては、わたしなりの解釈をお話したいので、次のタイトルから良ければお付き合いください(笑)

 

未来はどうやってきたの?

もう、すごーーーーーく謎で、いろんな方のレビューをみたり、夫と議論してみたり、自分なりに解釈をしたので聞いてください(笑)

そもそも、これはパラレルワールドだと仮定します。起こるべき事案だった、ということです。あと、過去は変えられないんじゃないの?と思っていたのですが、一連の流れをよく思い出すと、過去の出来事ってなにも変わっていないんです。変わったのは気持ちだけなんです。

 

まず、条件がありますね。時田家の女でないと、過去に戻らせることが出来ない。それと、過去は変えられないけど、過去へ行って知ったことや感じた思いも無くならないということ。また、過去からもらったものも移動できているということ。

それを頭に置いて、流れを確認してみましょう。

 

①現在

時田数に電話がくる。新谷亮介から明日お店に来てと伝えられる(この時、現在の新谷亮介は、将来、娘を過去に送ることを想定して、お店に呼び出している。)

②未来(みらい)

現在では、まだ生まれていない未来(みく)が、過去のお母さん(時田数)に会いに行くように教えられる。

③現在

未来(みく)が時田数の前にあらわれる。新谷亮介が呼び出し、未来(みく)によって過去に戻ることで、現在の出来事になる。過去は結局変わらないけど、時田数の気持ちはお母さんの本当の想いを知ることで前向きになれる。

未来(みく)を産む。過去に行かせて、自分が経験したことをそのまま繰り返す。

、、、と、まあ結局、新谷亮介の現在の元気のない時田数を思う、愛の力によって生まれた出来事っといった感じでしょうか。どうでしょうか。

 

細かな、なんで未来(みく)は、現在の時田数にクリスマスって伝えられたの?は、パラレルワールドなので、未来(みらい)の時田数は「行ったから知っている」ことを未来(みく)に教えただけかもしれませんし、未来(みらい)で、未来(みく)のコーヒーでどの過去に戻れば良いのか知ったのかもしれませんし、ちょっとわかりませんが。(笑)

 

おすすめ度★★★☆☆

ほし3つです(笑)

心温まる良いお話がたくさんあり、泣けます。泣きました。

でも、うーん。時田数と新谷亮介が付き合うか付き合わないかの絶妙なところまでは、好きだったんですが、まさかのできちゃった婚だし(笑)、最後の部分(解釈載せましたが)は少し混乱するし、、、なので、涙もろくて、泣きたい映画を探している方は、1度は見ても良いかも!です。

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